3. 測定条件の設定

MSM-PF設定データ自動生成ツールを使うことで条件を変えてデータを収集することが可能です。ここでは設定ツールを利用した測定条件の設定方法について説明します。

3.1. MSM-PF設定データ自動生成ツール

設定画面を表示すると以下の表示となります。最初にそれぞれの項目について説明します。
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3.2. アナログセンサーの測定

MSM竹センサー端末は4chのアナログ入力端子を持ち、入力電圧範囲はDC±10Vとなっています。入力インピーダンスは1MΩと500Ωの2種類に対応しており、電圧出力タイプのセンサーおよび、電流出力タイプのセンサー両方に対応しています。切り替えは設定ファイルから行えます。また2chはAC入力にも対応しており、周波数帯域は10Hz以上になっています。

データ収集条件として、以下の項目が設定ファイルにて設定できるようになっています。
 利用チャンネル
 入力電圧範囲やインピーダンス等の条件設定
 サンプリング数 (最大で2048)
 サンプリング周期(min.50μs(20kHz))
 オーバサンプリングによるデシメーションフィルタ設定
 演算処理
・ 入力電圧範囲やインピーダンス等の条件設定
アナログセンサーには電圧出力のタイプや電流出力のタイプと様々なタイプがあります。使用するセンサーによって適切な入力条件を設定する必要があります。本設定はセンサIDのプルダウンメニューから設定を行います。また、どのチャンネルでの設定なのかチャンネル番号を指定する必要があります。なお、本条件設定では、サンプリング周期等他の設定は無効となります。
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・ サンプリング数、サンプリング周期の設定
アナログ信号のデータを収集する場合は、センサーIDをアナログと、インターフェイス種別をAnalogにします。また使用するチャンネル番号を設定します。
サンプリング周期は1μs単位で、HEXで指定します。以下の例では10msの周期となります。
サンプリングは1回の測定で何個データを収集するかの指定になります。以下の例では256個のデータを収集します。アナログ入力はオーバサンプリングによるデシメーションフィルタが実装されており、設定値x8倍の周期でのオーバサンプリングが行われ、移動平均化された値が出力されます。
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・ 演算処理
収集したデータに対し演算処理を行う機能の設定を行います。可能な演算はFFT処理とその他演算処理があり、その他演算処理では移動平均、二乗平均、MIN/MAXの3種類のデータを取得できます。本演算は、設定したサンプリング周期およびサンプリング数で取得したデータに対して行われます。
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3.3. デジタルセンサーの測定

利用するデジタルセンサーに応じてファームウェアの実装が必要になります。現行のバージョンでは以下のセンサーが利用可能になっています。
9軸加速度センサーBMX055 (加速度、地磁気、ジャイロ)
温湿度センサー HDC2010

データ収集条件として、以下の項目が設定ファイルにて設定できるようになっています。
 利用チャンネル
 デジタルセンサー固有の条件(3軸センサーの軸の設定等一部のみ)
 サンプリング数
 サンプリング周期(min 1000μs (1KHz))
 演算処理
サンプリング数、サンプリング周期、演算処理についてはアナログセンサーと同じ設定方法になります。

・ デジタルセンサー固有の条件設定
デジタルセンサーには、3軸の加速度センサーのように複数のデータを収集するセンサーがあります。そのようなセンサーに対し収集する軸の設定ができるようになっています。軸の設定はチャンネル番号のところでしてします。なお演算処理についてはある特定の軸のデータのみの対応となります。
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3.4. 測定間隔の設定

端末は設定ファイルにて設定された測定が終了すると、連続動作モード以外の場合は、スタンバイモードに入り動作休止状態になります。動作を再開し次の測定を開始する条件として、以下の条件設定ができるようになっています。
・ 外部トリガ信号
・ 時間間隔によるウェークアップ
本設定はデータ構成種別をWakupに設定することにより対応できます。
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